老年保健看護領域 老年保健看護領域

老年保健看護領域

老年保健看護領域とは

老年保健看護では、高齢者の活き活きとした生を支える看護について考えていきます。

人生の最期のときまで、高齢者一人ひとりの、その人なりの暮らしや思い、願い、生きがいについて考え、看護のあり方を探求していく領域です。そのため、加齢によって変化する心や体、生活のあり方について学び、地域や社会とのつながりの中で生活や療養を支える看護の役割を考えていきます。その人の立場に立ち、できないことではなく、「できること」や「もっている力」に目を向ける視点を、実践的な学びを通して身についていくことを目指します。

教育

?1年次:早期体験実習、生涯人間発達論

?2年次:ヘルスアセスメント、老年保健看護Ⅰ、保健看護包括実習、看護過程展開演習

?3年次:老年保健看護Ⅱ、老年保健看護演習、老年保健看護実習

?4年次:看護統合実習、看護卒業研究、看護実践の探求

実習室の紹介

老年保健看護実習室は、和室や台所、浴室、段差など、自宅にあるような空間が再現された学習環境です。この実習室では、白内障の視界を再現したゴーグルや、関節が動きにくくなるサポーター、重りのついたベストを装着し、高齢者の身体的?感覚的な変化を疑似体験することができます。こうした体験を通して、日常の不便さや危険を実感するとともに、困難な状況でも工夫しながら生活する高齢者のたくましさに目を向け、その力をどう支えるかを考えていきます。

主な卒業論文のテーマ

?高齢者の「ストレングス」に関するテーマ

?高齢者の「楽しみ」に関するテーマ

?高齢者の「その人らしさ」に関するテーマ

メッセージ

「高齢者の活き活きとした生を支える」ことはどういうことなのか、一緒に考えていきましょう。